第2次地域福祉推進計画(愛称:つながりふくしプラン)は、5年間(平成23年度から27年度)の宍粟市の生活や福祉面での課題を抽出、分析し、宍粟市での地域福祉を根付かせるための行動計画です。社会福祉協議会として進めていくべき方向性やそれらを具体化した取り組みをまとめています。
本計画を着実に推進し、地域福祉活動の活性化を図るため、「第2次地域福祉推進計画を進める会」を設置しています。計画の進捗状況を把握するとともに、成果や達成度、問題点などを話し合い、次年度への改善策を検討しています。そして、本計画推進期間の中間年にあたる平成25年度に中間評価を行い計画の見直しを行いました。
宍粟市社協では、理事と職員が4つの班に分かれ、第2次地域福祉推進計画であげている重点事業を推進するため調査や研究を進めています。
支部運営活性化のため、多様な福祉活動を進める組織、団体、ボランティアなどのネットワーク組織として「支部地域福祉推進委員会」を設置し、各支部の地域福祉の推進について協議しています。各支部の独自性を発揮するため、それぞれの支部での活動方針や地域福祉活動を明確にし、支部運営の活性化を図っています。
委員会は、支部ごとに15名以内の委員で組織され、年3回程度開催しています。委員それぞれの立場から、支部の地域福祉推進について意見をいただき、善議銀行預託金の活用方法や、支部かわら版の発行など、「支部発の福祉活動」を進めています。
支部地域福祉推進委員会で編集委員会を設け、支部域で行われている小地域福祉活動やボランティア活動などの紹介をはじめ、地域に密着した話題など、記事の検討や取材、執筆などを委員と職員で分担し作成しています。各支部年間2回発行します。
地域住民のだれもが「だんの
らしの
あわせ(ふくし)」を実現できる地域づくりをめざして、自治会や隣保など身近な地域での住民同士の"つながり"のさいこうちく(顔が見える関係)や、生活の中でさまざまな困りごとや不安を抱えている人を"支え合う"、住民レベルでの「見守り活動」です。
小地域福祉活動の要となる「福祉委員」は、福祉活動を進めていく上での「世話役」「まとめ役」です。自治会の隣保数を基本に選出され、自治会内のニーズ(困りごと)の把握をはじめ、交流活動(ふれあい喫茶等)への参加の働きかけや、民生委員児童委員など福祉関係者との連携(福祉連絡会への参加)など、福祉活動のリーダーとして活動しています。
自治会全体で福祉のまちづくりを進めていくために、自治会の中に小地域福祉活動を担う組織=福祉連絡会(ネットワーク)の設置を進めています。福祉連絡会の組織は自治会を単位とし、福祉委員、自治会長、民生委員児童委員、民生児童協力委員、女性会老人会、ボランティアなど、みなさんの地域の見守り活動を進めていく住民がメンバーです。
レクリエーションを取り入れた健康増進や機能維持を目的とした「ふれあいサロン」や、お茶を飲みながらおしゃべりを楽しむ茶話会的な「ふれあい喫茶」など、福祉連絡会やボランティアが中心となり、住民同士のつながりの場づくりや、高齢者の閉じこもりを予防することを目的に、市内各自治会で取り組まれています。
宍粟市社協では、市民の皆さまからお寄せいただいた善意銀行の預託金などを活用して、自治会のイベントや行事、ふれあいサロン・喫茶などで気軽に楽しめる室内ゲームや遊具等の無料貸出をしています。また、福祉活動に関する相談や助言など、みなさんの活動のお手伝いをしています。
男性介護者の会やひまわりの会(高次脳機能障害ピアサポート)、身体障害者福祉協会などの当事者組織や団体が、主体的に運営を進めるよう側面的な支援を行っています。地域社会で孤立しがちな人たちが、様々な活動を通じて社会参加を果たしていくためにも、当事者の自主性や自立を尊重した活動をめざします。
「宍粟市男性介護者の会」は、男性介護者と支援者が集まり、介護の相談、情報交換、勉強会などを行い、「一人だけじゃない、仲間がいる」「一人で悩まずに打ち明ける」という視点を最も大切にし、同じ悩みを持つ人にしか理解してもらえない悩みや、愚痴をぶつけ合ってお互いに力をもらい合い、明日からの介護に生かしていくことを目的に活動しています。
定例会合日 |
原則として毎月第4金曜日 |
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13時~15時 | |
宍粟防災センター会議室 | |
問い合わせ |
0790-62-5530(山崎支部) |
寝たきりや認知症の高齢者等を在宅で介護している方が、交流や情報交換、介護研修などをとおして心身のリフレッシュを行うことを目的に「在宅介護者のつどい」を各支部で開催しています。このつどいは、介護者同士が日頃の介護の悩みや苦労など打ち明けられる場でもあり、ほっと一息ついて介護のことを考えることもできます。
開催内容 |
山崎支部「介護者のつどい」…年6回 |
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一宮支部「そよかぜ」…年12回 | |
波賀支部「憩いの会」…年12回 | |
千種支部「あゆみの会」…年12回 | |
問い合わせ |
山崎支部 0790-62-5530 |
一宮支部 0790-72-2211 | |
波賀支部 0790-75-3631 | |
千種支部 0790-76-3390 |
子育てサロンは、親子が気軽に参加し情報交換をしたり、同じ年頃の子どもをもつ親として、悩みを分かち合う相談の場になっています。子育て中のみなさん、子育てサロンへのお越しを心よりお待ちしています。
● やまさき子育てサロン
開催日 |
毎月第3金曜日 10時~11時30分 |
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宍粟防災センター3階和室 | |
問い合わせ |
0790-62-5530(山崎支部) |
● いちのみや子育てサロン
開催日 |
毎月第4木曜日 10時~11時30分 |
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三方町交流センター(公民館) | |
問い合わせ |
0790-72-2211(一宮支部) |
福祉団体アドバイザーを配置し、老人クラブ連合会、身体障害者福祉協会、婦人共励会、遺族会の事務局として、関係機関と連携をとりながら運営や活動に協力しています。
宍粟市でも限界集落化していく地域が増えている中で、「住み慣れた地域でいつまでも自分らしく暮らし続けたい」という願いを実現できる環境整備や仕組みづくりを地元の火とともに考え、そこに住む人たちがいきいきと安心して暮らせる集落の実現に向けた活動を進めています。
( 出前ふれあいサロン、出前お達者クラブ )
生活支援相談員やコミュニティワーカーなどの専門職が、限界集落化していく地域に出向き、住民同士の交流の場となる「ふれあいサロン」や高齢者の介護予防のための「お達者クラブ」を公民館等で行っています。対象 |
概ね75歳以上の方 |
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買い物サービスを希望される方 | |
家族に車を運転する方がいない方 |
宍粟市社協の使命である地域福祉の推進について、住民の皆さまと共に考えることを目的に、「宍粟市地域福祉のつどい」を社協合併後2年に1回開催しています。26年度はその開催年にあたり、第5回目のつどいを計画しています。